最大級のサイズを誇るフルカラーのePaperで、高解像度の画質、超低消費電力、および容易なコンテンツ更新を実現
マサチューセッツ州ビレリカ、2025年4月10日(GLOBE NEWSWIRE) — 電子ペーパー(ePaper)テクノロジーを開発したパイオニア企業であり、その販売でも世界をリードするE Ink(8069.TW)は本日、これまでで最大級のサイズを誇る75インチのフルカラーePaperディスプレイ・モジュール、E Ink Spectra™ 6を発表しました。
このたびの75インチSpectra 6のデビューは、ISEの期間中に行われた75インチE Ink Kaleido™ 3の発表に続き、E InkがePaperポートフォリオ全体でサイズの大きさを引き続き重視していることの表れでもあります。E Inkと共にTouch Taiwan 2025に参加したパートナー企業の皆様向けには、2025年第4四半期に最初のサンプル・モジュールが提供される予定です。
E InkのCEOであるJohnson Leeは次のように述べています。「当社の新しい75インチSpectra 6ディスプレイは、最先端の持続可能なデジタル・サイネージを提供するE Inkの取り組みにおける重要なマイルストーンとなります。彩度の高いフルカラーのePaper体験と優れたエネルギー効率を組み合わせることにより、広告主、ブランド、小売業者の皆様が顧客を惹きつけると同時に環境への影響を低減する革新的なアプローチを提供します。パートナー企業各社がこの技術を活用して、屋内向けのデジタル広告アプリケーションをどのように変革していくのか、非常に楽しみです。」
75インチSpectra 6モジュールには、次世代の波形およびアルゴリズム・アーキテクチャーであるE Ink Ripple™を搭載可能で、今まで以上にスムーズな表示の更新とカラー・オプションの拡大を実現することができます。また最新の波形遷移により、広告効果を最大化することができます。
用途や使用例としては、広告、情報表示、案内表示、企業や小売店のブランド展示などが挙げられます。大型サイズの鮮やかなカラーのePaperディスプレイが、エンゲージメントを高め、コミュニケーションを促進します。E Ink Spectra 6モジュールの主な特徴は以下の通りです。
• 商業ディスプレイ向けに豊かで鮮やかな色味を提供
• 極めて高いエネルギー効率を実現し、0~50℃の動作温度に対応
• 静的なポスター・スペースを動的なディスプレイに変えることで、スペースを最適に活用。手動操作なしに、コンテンツをエネルギー効率よく簡単に更新可能
75インチSpectra 6ディスプレイはデジタルサイネージジャパン(6月11日・水曜日~6月13日・金曜日 幕張メッセ)において公開される予定です。
E InkのePaper技術は、コンテンツを更新する時のみ電力を使用するため、エネルギー効率に優れています。また反射型ディスプレイで、常時点灯のバックライトではなく周囲光を利用します。この設計により、紙ディスプレイや液晶ディスプレイを使う場合よりも、消費電力と二酸化炭素排出量を大幅に削減できます。E Inkは、PESG(製品、環境、社会、ガバナンス)の枠組みの下、このような持続可能な移行を加速させる低炭素ソリューションを提供しています。世界有数のインデックス・プロバイダーであるFTSE Russellによると、E Inkの製品販売収益の99.9%は「グリーン」に該当します。また大手信用格付機関であるMoody’sも、E Inkのグリーン・ローンが「グリーン・ローン原則」に準拠していると認定しています。これらの評価は、E Inkが優れた環境パフォーマンスを発揮し、国際的なサステナビリティー基準にも適合していることを裏付けるものです。
E Ink Holdingsについて
マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボで開発された技術を基盤とするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は、eReader市場を変革して定義し、10年未満で新たな数十億ドル規模の市場となることを可能にしています。E Inkの低電力製品は、小売から家庭、病院、輸送、その他に至るまでの幅広いIoTアプリケーションに理想的で、これまで不可能だった場所へのディスプレイ設置を可能にします。E Inkの企業理念は、先進テクノロジー開発を通じて、革新的な製品、ユーザー体験、および環境への利益を提供することを目指すというものです。こうしたビジョンが、ePaperディスプレイの分野への継続的投資はもとより、スマート・パッケージングやファッションをはじめとするその他の多数の市場やアプリケーションへのテクノロジーの利用拡大にもつながっています。自社の電気泳動ディスプレイ製品により、E InkはePaperの世界的リーダーとなっています。E Inkのフリンジ・フィールド・スイッチング(FFS)テクノロジーは、ハイエンドのLCDディスプレイの標準規格となっており、世界のあらゆる大手液晶ディスプレイ・メーカーにライセンス供与されています。台湾のタイペイ・エクスチェンジ(TPEx)とルクセンブルク市場に上場しているE Ink Holdingsは現在、ePaperディスプレイの世界最大のサプライヤーです。詳細については、www.eink.comをご覧ください。